
2010年10月29日
幸福(こうふく)な気持ち
「お前さんに会うとほんま
幸福(こうふく)な気持ちになるわ〜」
それがおっさんの第一声だった
朝から切り花の市場に行き
帰り鉢花の仲卸に行く
それが仕入れの流れで
今日は気持ちいい天気の中
鉢花の仲卸でいろいろ見ていた
そこに出入りするようになってから
すぐにそのおっさんとは知り合いになり
いつもなんやかやと話すようになった
人が良かれと思って選んだお花を
それは保ちが悪いだの
すぐに散るだの
ええ話はないか?だの
(そんなんあっても言うかい!)
もう全然あかんわだの
後ろ向きな発言が多かったので
おっさんを見かけると
すっと奥へ消えたりしていたが
ここ最近はちょっと変わってきていた
外で仲卸の社長と談笑していたら
おっさんが隣に奥さんを乗っけて
いつもの風景でやって来た
「おっさんがきょった」
そう呟くと社長はちょっと笑った
車から降りたおっさんは
うれしそうに近づいて来て
そしてそう言ったのだ
シアワセではなくコウフクと表現したことが
とてもうれしかった
そして間髪入れず
「なんかええ話ないか?」
「あっても言わへんわい」
今日はこう切り返した
言葉はとても大切だ
思いつきで発することは危険だ
〜は災いの元であるのは明らかだから
照れくさかったが
丁寧にお礼を言った
そして
「最近僕は後光が射してますからね」と
付け加えたら
「この辺がな」と
おっさんは自分の額を触った
多分僕の父親かそれ以上の年齢だろう
元気で末永く商いに関わっていて欲しい
おっさんが花を売りかけた時は
どんな時代だったのだろうかと
そんなことを考えながら
新名神をぶっ飛ばして帰った
キレイな緑は100kmで後ろに流れ
僕はとてもコウフクな気持ちだった
幸福(こうふく)な気持ちになるわ〜」
それがおっさんの第一声だった
朝から切り花の市場に行き
帰り鉢花の仲卸に行く
それが仕入れの流れで
今日は気持ちいい天気の中
鉢花の仲卸でいろいろ見ていた
そこに出入りするようになってから
すぐにそのおっさんとは知り合いになり
いつもなんやかやと話すようになった
人が良かれと思って選んだお花を
それは保ちが悪いだの
すぐに散るだの
ええ話はないか?だの
(そんなんあっても言うかい!)
もう全然あかんわだの
後ろ向きな発言が多かったので
おっさんを見かけると
すっと奥へ消えたりしていたが
ここ最近はちょっと変わってきていた
外で仲卸の社長と談笑していたら
おっさんが隣に奥さんを乗っけて
いつもの風景でやって来た
「おっさんがきょった」
そう呟くと社長はちょっと笑った
車から降りたおっさんは
うれしそうに近づいて来て
そしてそう言ったのだ
シアワセではなくコウフクと表現したことが
とてもうれしかった
そして間髪入れず
「なんかええ話ないか?」
「あっても言わへんわい」
今日はこう切り返した
言葉はとても大切だ
思いつきで発することは危険だ
〜は災いの元であるのは明らかだから
照れくさかったが
丁寧にお礼を言った
そして
「最近僕は後光が射してますからね」と
付け加えたら
「この辺がな」と
おっさんは自分の額を触った
多分僕の父親かそれ以上の年齢だろう
元気で末永く商いに関わっていて欲しい
おっさんが花を売りかけた時は
どんな時代だったのだろうかと
そんなことを考えながら
新名神をぶっ飛ばして帰った
キレイな緑は100kmで後ろに流れ
僕はとてもコウフクな気持ちだった
Posted by かずろう at
17:42
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